Selasa, 14 April 2009

大阪図書館

略史 [編集]

住友家の寄付を受けて建造が開始され、1904年に「大阪図書館」として開館した。設計は野口孫市、日高胖。

大阪図書館は、開館直後の1906年に「大阪府立図書館」と改称される。以来、長く唯一の府立図書館であったが、1945年に大原社会問題研究所の蔵書の寄付を受け、1950年、天王寺分館を建ててそこに大部分を収めた。1974年、両館共名称変更があり、大阪府立図書館は「大阪府立中之島図書館」に、天王寺分館は「大阪府立夕陽丘図書館」と改められた。中之島図書館が国の重要文化財に指定されたのはこの年である。

1996年、東大阪市に大阪府立中央図書館が開館。これに伴い、夕陽丘図書館は特許資料関係を除く約60万冊の蔵書を中央館に移転して閉館されることになった。閉館後は、同施設内に大阪府立特許情報センターが新設され、旧夕陽丘図書館の特許資料部門を引き継いで特許情報の収集・提供を行っている。

2004年より、中之島図書館は図書館としての機能を中央図書館にまとめ、蔵書の一部を移転。ビジネスマンに様々な情報を提供する「ビジネス支援サービス」を開始した。また別館では、神戸大学大学院経営学研究科(MBA)や関西大学大学院法学研究科が社会人向けにサテライト大学院を開講し、ビジネス学校化している。この為、大阪市はこれまで「図書館としての機能を果たす限り土地を無償貸与する」との誓約を結んでいたが、昨今の中之島図書館の機能は本来の図書館から逸脱しているとして、土地使用料の徴収を開始した。